使い方 · Microsoftサポート「Smart App Control Frequently Asked Questions」に記載された判定の仕組み、自動で無効になる条件、無効化と再有効化、および個別例外についての記載(2026-09-21閲覧)

スマート アプリ コントロールでアプリが起動できないとき:個別の例外は用意されていない

ダウンロードしたアプリが起動せず、スマート アプリ コントロールがブロックしていると表示される。このとき多くの人が探すのは「このアプリだけ許可する」という設定ですが、Microsoftはそれが存在しないと明記しています。用意されているのは機能ごと切るか、開発元に署名を求めるかの2つです。さらに、以前は有効化にクリーンインストールが必要とされていた点も、最近のWindows更新で変わったと書かれています。この記事は2026-09-21にMicrosoftのFAQを読み、判定の仕組みと選択肢を整理します。当サイトは実機で検証していません。

公開 · 更新 · FaultNote 編集方針

スマート アプリ コントロールでアプリが起動できないとき:個別の例外は用意されていないの流れ:1. 何を見て判定しているのか、2. 個別の例外は用意されていない、3. 「クリーンインストールが必要」という前提は変わっている、4. 自分の環境でオフになっている理由、5. ブロックされたときに取れる選択
この記事の手順・確認項目の一覧。実際のアプリ画面ではありません。

この記事が役立つ人・作業前の準備

  • スマート アプリ コントロールにアプリをブロックされた人
  • 個別に例外を設定する方法を探している人
  • 自分の環境でこの機能が勝手にオフになっている理由を知りたい人

用意するもの

  • ブロックされたアプリの入手元と、署名の有無を確認できるようにする
  • Windowsセキュリティアプリを開けることを確認する
  • この機能を切った場合に何が変わるかを、あとで戻せる前提で把握しておく

1. 何を見て判定しているのか

MicrosoftのFAQは、判定の順序を明確に書いています。When you try to run an app on Windows, Smart App Control will check to see if our intelligent cloud-powered security service can make a confident prediction about its safety. If the service believes the app to be safe, Smart App Control will let it run. If the app is believed to be malicious or potentially unwanted, then Smart App Control will block it.(原文は英語、訳は当サイトによるものです)

そして、判断がつかなかった場合の分岐が続きます。If the security service is unable to make a confident prediction about the app, then Smart App Control checks to see if the app has a valid signature. If the app has a valid signature, Smart App Control will let it run. If the app is unsigned, or the signature is invalid, Smart App Control will consider it untrusted and block it for your protection.

つまり、まずクラウド側の予測があり、確信のある予測ができなかったときに署名を見ます。署名がない、または無効なら、信頼できないものとして扱われてブロックされます。

ここで押さえておくべきなのは、ブロックが「そのアプリが有害だと判定された」ことを必ずしも意味しない点です。確信のある予測ができず、かつ署名がない場合も同じ結果になります。Microsoftは untrusted という語をその両方に使っています。

2. 個別の例外は用意されていない

「このアプリだけ通したい」という問いに、FAQは直接答えています。There is currently no way to bypass Smart App Control protection for individual apps. You can turn Smart App Control off, or (better yet), contact the developer of the app and encourage them to sign their app with a valid signature.

個別のアプリについて保護を回避する方法は現時点で存在しない。機能自体を切るか、より望ましくは開発元に連絡して有効な署名での署名を促すか、という2択です。

設定のどこかに例外リストがあるはずだと探す時間を、この一文が節約します。存在しないものを探しているためです。

無効化そのものは可能です。You are able to disable Smart App Control in the Windows Security App settings. Windowsセキュリティアプリの設定で無効にできる、と書かれています。ただし無効化の影響については、次の節の前提を読んでから判断してください。

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3. 「クリーンインストールが必要」という前提は変わっている

この機能について広く知られていた制約が、FAQの中で3回にわたって否定されています。Recent Windows updates allow Smart App Control to be enabled without requiring a clean installation. 最近のWindows更新により、クリーンインストールを必要とせずに有効化できるようになった、という記載です。

同じ趣旨が、有効化の文脈でも書かれています。Recent Windows updates allow Smart App Control to be enabled within the Windows Security App without requiring a clean installation. Windowsセキュリティアプリの中で、クリーンインストールなしに有効化できる、ということです。

無効化した場合についても同様です。Recent Windows updates allow Smart App Control to be re-enabled without requiring a clean installation. 再有効化にもクリーンインストールは要らない、と書かれています。

つまり「一度切ったら二度と戻せない」という理解は、このFAQの現在の記載とは合いません。当サイトは実機で確認していないため、どの更新からそうなったかについては述べません。FAQが recent Windows updates という表現にとどめているためです。

4. 自分の環境でオフになっている理由

設定を見たらすでにオフだった、という場合の理由もFAQに列挙されています。下の表はその内容です。

1行目が示唆的です。Microsoftは、企業利用者や開発者などが日常的に行う正当な作業の中に、この機能が動いていると体験がよくないものがあると述べ、そうした利用者だと検出した場合は中断を減らすために自動的にオフにする、と書いています。つまりオフであること自体は異常ではありません。

表は横にスクロールできます →

4. 自分の環境でオフになっている理由
FAQが挙げる理由記載の要点
自動的にオフにされた企業利用者や開発者などだと検出した場合、中断を減らすために自動的にオフにすると書かれています
企業管理下、または開発者モードが構成されているそのままFAQに挙げられている理由です
利用者または同じPCの別の利用者が手動でオフにした同上
WindowsをSモードで実行しているSモードを解除してからPCをリセットする必要がある、と書かれています
オプションの診断データがオフになっている有効にしたい場合はPCをリセットするかWindowsを再インストールし、セットアップ中に「オプションの診断データを送信する」を選ぶ必要がある、と書かれています
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5. ブロックされたときに取れる選択

整理すると、取れる選択は多くありません。下の表はFAQの記載から導ける選択肢です。当サイトが勧める順番ではなく、書かれているものの一覧です。

最後に、ウイルス対策との関係もFAQに書かれています。Smart App Control works alongside your other security software, such as Microsoft Defender or non-Microsoft antivirus tools, for added protection. 他のセキュリティソフトと併存して追加の保護として働く、という位置づけです。置き換えるものではありません。

表は横にスクロールできます →

5. ブロックされたときに取れる選択
選択肢FAQの記載留意点
そのアプリだけ例外にする現時点で方法はないと明記設定内を探しても見つかりません
開発元に署名を依頼するより望ましい選択として挙げられているすぐには解決しませんが、判定の根拠そのものに対処する方法です
機能を無効にするWindowsセキュリティアプリの設定で無効にできる再有効化にクリーンインストールは要らない、と書かれています
入手元を見直すFAQに直接の記載はありません署名がないファイルを実行する前に、入手元とハッシュを確認する話は当サイトの別記事で扱っています
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注意点・利用条件

  • この記事は実機で検証していません。引用した仕組みと条件はMicrosoftが公開しているFAQの記載です。
  • ブロックされたことは、そのアプリが有害だと判定されたことを必ずしも意味しません。確信のある予測ができず、かつ署名がない場合も同じ結果になります。逆に、ブロックされなかったことが安全の保証でもありません。
  • この機能を無効にする判断は読者のものです。当サイトは無効化を勧めません。FAQは他のセキュリティソフトと併存する追加の保護だと位置づけています。
  • 引用した記載は2026-09-21に閲覧したものです。FAQは recent Windows updates という表現を使っており、どの更新からかは示していません。

よくある質問

このアプリだけ許可する設定はありますか。

Microsoftは、個別のアプリについて保護を回避する方法は現時点で存在しない、と明記しています。挙げられている選択肢は、機能を切るか、開発元に有効な署名での署名を促すかの2つです。

一度オフにすると、クリーンインストールしないと戻せませんか。

FAQには、最近のWindows更新により、クリーンインストールを必要とせずに再有効化できるようになった、と書かれています。有効化についても同じ趣旨が別の箇所に記載されています。

ブロックされたアプリは危険なのですか。

そうとは限りません。セキュリティサービスが確信のある予測をできず、かつアプリに有効な署名がない場合も、信頼できないものとして扱われてブロックされる、と書かれています。

自分の環境では最初からオフでした。

FAQは、企業利用者や開発者などだと検出した場合に中断を減らすため自動的にオフにすると述べています。ほかに、企業管理下や開発者モード、手動での無効化、Sモード、オプションの診断データがオフであることも理由として挙げられています。

ウイルス対策ソフトの代わりになりますか。

なりません。FAQは、Microsoft Defenderや他社製のウイルス対策ツールなど他のセキュリティソフトと併存し、追加の保護として働くと書いています。

出典・確認日

情報確認日:。仕様・操作方法・価格などの確認に使用した出典を掲載しています。適用条件や現在の情報は各リンク先で確認してください。

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