比較・選び方 · Microsoft「Memory Limits for Windows and Windows Server Releases」のWindows 11/Windows 10物理メモリ上限表、およびASUS PRIME B650M-A II/MSI PRO B650M-A WIFI のメモリ容量記載(2026-09-21閲覧)

メモリを増やす前に確認する3つの上限:Windowsのエディション、マザーボード、そして実際に使える量

メモリを増やすときに効く上限は1つではなく、3つあります。Windowsのエディションが決める上限、マザーボードが決める上限、そして実際にWindowsが使用可能と表示する量です。とくに見落とされやすいのが1つ目で、Microsoftの表ではWindows 11 Homeの物理メモリ上限は128GBです。ProやWorkstation向けとは桁が違います。この記事は2026-09-21にMicrosoftの上限表と2枚のマザーボードの仕様ページを読み、3つの上限を確認する順番を整理します。速度の実測は行っていません。

公開 · 更新 · FaultNote 編集方針

メモリを増やす前に確認する3つの上限:Windowsのエディション、マザーボード、そして実際に使える量の流れ:1. エディションの上限:Homeは128GB、2. マザーボードの上限:同じ世代・同じ形でも違う、3. 3つ目の上限:搭載量と使用可能量は一致しない、4. エディションを上げるべきか
この記事の手順・確認項目の一覧。実際のアプリ画面ではありません。

この記事が役立つ人・作業前の準備

  • 大容量のメモリを積む構成を検討していて、どこで頭打ちになるか知りたい人
  • エディションをProに上げるか迷っていて、判断材料を増やしたい人
  • メモリを買う前に、自分のマザーボードが受けられる容量を確かめたい人

用意するもの

  • Windowsのエディションを確認する(設定 > システム > バージョン情報)
  • マザーボードの正確な型番を控え、公式のスペックページを開く
  • 現在の搭載量と、タスクマネージャーに表示される使用可能量の両方を控える

1. エディションの上限:Homeは128GB

Microsoftは、リリースごとの物理メモリ上限を表として公開しています。Windows 11の表は次のとおりです。ここで効いてくるのはエディションの差です。

Homeの128GBは、一般的な構成では当たらない数字に見えます。ただしDDR5では1枚48GBや64GBの製品があり、4本のスロットを埋めると簡単に超えます。大容量構成を組む段階では、実際に当たりうる上限です。

この表はWindows 11とWindows 10で分かれています。Windows 10のx86(32ビット)の行がすべて4GBである点も、古い環境を触るときには効きます。

表は横にスクロールできます →

1. エディションの上限:Homeは128GB
エディションX64での上限ARM64での上限
Windows 11 Home128 GB128 GB
Windows 11 Pro2 TB2 TB
Windows 11 Education2 TB2 TB
Windows 11 Pro for Workstations6 TB6 TB
Windows 11 Enterprise6 TB6 TB

2. マザーボードの上限:同じ世代・同じ形でも違う

2つ目の上限はマザーボードです。これは製品ごとに公式ページへ書かれています。そして、同じAM5のmicroATXでも値が違います。

MSI PRO B650M-A WIFI のスペックページには 4x DDR5, Maximum Memory Capacity 256GB とあります(原文は英語)。一方、ASUS PRIME B650M-A II のページには 4 x DIMM, Max. 192GB, DDR5 とあります。どちらもDIMMスロットは4本ですが、上限は256GBと192GBで違います。

つまり「スロットが4本あるから最大容量は同じ」とは言えません。メモリを買う前に、自分の型番のページでこの行を読む必要があります。

なお、ここで書かれている上限は、その容量のモジュールが実在し、かつ動作することを保証する記載ではありません。実際に使う組み合わせについては、マザーボードメーカーのメモリ対応表(QVL)を確認するのが確実です。当サイトは対応表を確認していません。

表は横にスクロールできます →

2. マザーボードの上限:同じ世代・同じ形でも違う
マザーボード(公式ページの記載)スロット記載された最大容量
MSI PRO B650M-A WIFI4本(DDR5)256GB
ASUS PRIME B650M-A II4本(DDR5)192GB

3. 3つ目の上限:搭載量と使用可能量は一致しない

エディションとマザーボードの両方を満たしても、Windowsが「使用可能」として表示する量は、搭載量より少なくなります。内蔵グラフィックスが確保する分や、ハードウェアが予約する分があるためです。

これは故障ではなく、当サイトの別記事(搭載メモリより使用可能メモリが少ない)で扱っている話です。増設の計画を立てるときは、搭載量ではなく使用可能量を基準に考えるほうが、期待と結果のずれが小さくなります。

3つの上限は互いに独立しています。どれか1つを満たしても、残りの2つが効きます。順番に確認するのが確実です。

表は横にスクロールできます →

3. 3つ目の上限:搭載量と使用可能量は一致しない
確認する順見る場所その上限が効く場面
1. エディションの上限設定 > システム > バージョン情報、およびMicrosoftの上限表128GBを超える構成を考えているとき。Homeでは上限に当たります
2. マザーボードの上限型番の公式スペックページのメモリ欄常に効きます。同じ形・同じ世代でも製品ごとに違います
3. 実際に使用可能な量タスクマネージャー、システム情報常に効きます。搭載量より少ないのが通常です
(別の確認)そのモジュールが動くかメーカーのメモリ対応表(QVL)容量の上限とは別の問題です。当サイトは対応表を確認していません
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4. エディションを上げるべきか

「Homeの128GBに当たるからProにする」という判断は、条件が揃えば筋が通ります。ただし、その前に2つ確認してください。

1つ目は、マザーボードの上限です。上の2枚の例では192GBと256GBでした。エディションを上げても、マザーボードが192GBまでなら192GBが上限です。エディションだけ上げても意味がない構成があり得ます。

2つ目は、本当にその容量が必要かどうかです。この記事は用途ごとの必要量について何も述べません。当サイトの別記事で16GBと32GBの選び方を扱っていますが、そこでも測定に基づく推奨はしていません。上限の話と必要量の話は別です。

エディションの違いはメモリ上限だけではありません。何が変わるかは当サイトのHomeとProの比較記事で扱っています。この記事は、その比較に「物理メモリの上限」という行を1つ足すものだと考えてください。

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注意点・利用条件

  • 引用した記載は2026-09-21に閲覧したものです。Microsoftの上限表もマザーボードのスペックページも改訂されます。買う日に開き直してください。
  • マザーボードの最大容量の記載は、その容量のモジュールが実在し動作することを保証するものではありません。実際の組み合わせはメーカーのメモリ対応表で確認してください。
  • この記事は用途ごとに必要なメモリ量について何も述べません。上限の話であり、推奨量の話ではありません。

よくある質問

Windows 11 Homeで128GBを超えるメモリは使えますか。

Microsoftの物理メモリ上限表では、Windows 11 HomeのX64およびARM64の上限は128 GBです。ProとEducationは2 TB、Pro for WorkstationsとEnterpriseは6 TBと書かれています。

スロットが4本あれば、どのマザーボードも同じ容量まで載りますか。

いいえ。同じAM5のmicroATXでも、MSI PRO B650M-A WIFI は 256GB、ASUS PRIME B650M-A II は 192GB と記載されています。スロットの本数と最大容量は別の項目です。

エディションをProに上げれば、もっと積めますか。

エディションの上限は上がりますが、マザーボードの上限は変わりません。両方を満たして初めてその容量になります。先にマザーボードの記載を確認してください。

搭載したのに、使用可能量が少なく表示されます。

内蔵グラフィックスやハードウェアの予約により、使用可能量は搭載量より少なくなるのが通常です。故障とは限りません。当サイトの別記事で切り分けを扱っています。

上限まで積めば速くなりますか。

この記事は速度について何も述べません。扱っているのは、どこで頭打ちになるかという上限の話だけです。用途に対して必要な量は別の問題です。

出典・確認日

情報確認日:。仕様・操作方法・価格などの確認に使用した出典を掲載しています。適用条件や現在の情報は各リンク先で確認してください。

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