OBS配信のDropped Framesと切断をネットワークから直す
この記事の結論
Network Dropped Framesとレンダリング・エンコード遅延を分け、同じシーンで送信先・ビットレート・経路を比較します。Dynamic Bitrateの品質低下も含めて回避策を判断します。
一般的な切り分けガイドです。特定の不具合が現在発生しているという告知ではありません。
対象製品・影響範囲
- 製品
- OBS Studio
- 対象バージョン・条件
- OBS Studio on Windows, macOS, and Linux
発生する症状
- Dropped Framesが増え配信が途切れる
- 配信サーバーへ再接続を繰り返す
原因・発生条件
Dropped FramesはPCから配信取り込みサーバーまでの接続が設定ビットレートを維持できない状態です。
作業前の準備
- 作業前に[統計]の各カウンター、OBSログ、ビットレート、配信サーバー名を記録・保全します。
- 変更は一項目ずつ行い、各段階で元の症状を再現して結果をメモします。
この操作の注意点
- 確認対象と無関係な設定やデータをまとめて削除しません。
- 診断記録には個人情報や認証情報を含めず、[統計]の各カウンター、OBSログ、ビットレート、配信サーバー名のうち必要な範囲だけ共有します。
使用するツール・公式ページ
この手順の設定名、制限事項、更新された分岐を公式ページで確認できます。
OBS公式ダウンロード。アプリ更新が必要な場合の入手先です。
具体的な操作手順
[表示]→[統計]でDropped Frames (Network)を確認します。Rendering LagやEncoding Lagが主ならGPU/エンコーダー問題なので別の手順を使います。
[統計]のDropped Framesは回線、Skipped Frames due to Encoding Lagはエンコーダー、Missed Frames due to Rendering LagはGPU側です。数値を取り違えません。
配信中または短いテスト配信中に[表示]→[統計]を開き、Dropped Frames、Rendering Lag、Encoding Lagを同じ時刻で記録します。赤くなった項目を取り違えないでください。
統計では開始と終了の値を控えます。以前の配信から続いているカウンターなら今回の比較期間と分け、同じ時間にどの項目が増えたかを見ます。Networkが0なのにカクつく場合はレンダリングやエンコード遅延を調べ、配信経路だけを原因にしてDNSなどを変更し続けないようにします。
配信サービスの推奨ビットレート以下へ一時的に下げ、別の公式取り込みサーバーを選んで短い非公開配信を行います。速度測定の最大値だけで安定性を判断しません。
設定ビットレートは上り速度の瞬間最大より低くても、パケット損失や経路混雑で落ちます。一定時間の非公開配信で割合を比較します。
同じシーンでビットレートだけ下げて同時間のNetwork欠落を比較します。送信先とエンコーダーまで同時変更すると改善理由が不明になります。元の値を控え、改善した設定は次の比較の基準にします。送信先変更ではテスト配信の公開範囲も確認し、意図しない一般公開を避けます。
Windowsでは[設定]→[詳細設定]→[ネットワーク]で[ネットワーク最適化]と[TCP pacing]を有効化し、[IPにバインド]を[デフォルト]にします。IPv4 Onlyは比較後、差がなければ既定へ戻します。
Bind to IPは特定NICを固定するとネットワーク変更後に失敗するためDefaultを基準にします。IPv4 Onlyは比較試験で改善した場合だけ残します。
OBSのネットワーク設定は一項目ずつ比較し、効果がなければ元へ戻します。Dynamic Bitrateは混雑時の画質も見ます。回線の最大速度ではなく送信中に安定するかを判定し、他のアップロードがある場合は共同利用者の作業を無断停止せず時間帯と利用状況を記録します。
この手順で使う公式リンク
- OBS Studio 公式トラブルシューティング
この手順の設定名、制限事項、更新された分岐を公式ページで確認できます。
- OBS Studio 公式トラブルシューティング
有線接続を試し、VPNを切り、ルーターを再起動します。動的ビットレートは混雑時の回避策で画質が下がり、根本の回線不良を修復する機能ではありません。
Dynamically change bitrateは輻輳時に画質を下げて接続を守ります。ログ上の根本原因が消えた証拠にはせず、ISPへ時間帯と経路情報を渡します。
この手順で使う公式リンク
- OBS Studio 公式ダウンロード
OBS公式ダウンロード。アプリ更新が必要な場合の入手先です。
- OBS Studio 公式ダウンロード
[表示]→[統計]でDropped Frames (Network)、レンダリング遅延、エンコード遅延を区別します。Networkの増加は配信サーバーへ送る経路の問題、レンダリングやエンコードの増加はPC内の処理負荷を調べる入口です。数字の合計だけでGPU交換と判断しません。
比較には同じシーンと同じ配信時間を使い、開始時と終了時のカウンター、ビットレート、送信先を記録します。負荷の違うゲーム場面や数秒のテスト同士では、設定変更の効果を判断しにくくなります。
速度テストの最大アップロード値だけで配信設定を決めず、実際の送信中に安定するかを確認します。別の送信サーバーで改善するなら経路差を、低いビットレートで改善するなら帯域と混雑を次に調べます。
Dynamic Bitrateは混雑時にビットレートを下げる回避策で、経路の原因を修復するものではありません。有効化した比較では欠落数だけでなく画質と実際のビットレートも確認し、必要な品質を満たすか判断します。
ログを共有するときは失敗した配信の時刻と統計を添えます。ストリームキーは共有せず、変更で効果がなかったネットワーク設定を元へ戻し、どの設定が改善に寄与したか残します。
改善したか確認する
- 10分以上の非公開テストでDropped Frames率と再接続回数が増えないことを確認する
- 問題の操作以外の基本機能も確認し、修正による副作用がないことを確かめます。
改善しない場合・設定を戻す場合
- OBSログと配信サービスのテスト結果をISPまたは配信サービスへ渡す
- 回避策で作業を続ける場合も、原本やアカウントデータを別の場所へ保全します。
このガイドの適用範囲
対処ガイド — Network Dropped Framesとレンダリング・エンコード遅延を分け、同じシーンで送信先・ビットレート・経路を比較します。Dynamic Bitrateの品質低下も含めて回避策を判断します。
掲載内容は2026-10-13の情報確認に基づきます。以降の変更は公式出典でご確認ください。
よくある質問
録画は正常なのに配信だけ落ちます。
ローカル録画が正常なら送信ネットワークや配信先経路の可能性が高まります。
Dynamic Bitrateを常に有効にすべきですか?
混雑時の切断回避には有効ですが画質を下げます。原因調査の代わりにはなりません。
ビットレートを下げて直りました。回線機器の故障ですか?
現在の経路が元の設定を安定して扱えない比較結果ですが、機器故障は確定しません。混雑、送信先、VPNも確認し、同じ条件で再現性を見ます。必要な画質を満たす低い設定は一時回避として使えます。
Networkは0なのに映像がカクつきます。
レンダリングとエンコードの遅延を確認します。PCの処理負荷、ゲームのフレームレート、ローカル録画でも同じかを別に調べます。Networkが0なら回線設定を次々変えるより、増えているカウンターから原因範囲を絞ります。
出典・情報の更新
- 主な出典の更新・解決日
- 公式ページで日付を特定できないため記載していません
- 本サイトの確認日
- 2026-10-13
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