7-Zipで暗号化7zファイルを作成する
複数ファイルを圧縮し、AES-256暗号化とファイル名暗号化を設定して安全に受け渡す。公式版の導入、具体操作、制約、停止方法までを順に確認します。
公開 · 更新 · FaultNote 編集方針
この記事が役立つ人・作業前の準備
- 7-Zipを初めて使う人
- 手作業を減らしながらデータの保存先と安全性も確認したい人
用意するもの
- 処理対象と保存先を確認し、元データを別の場所へ保全する
- 公式配布元、対応OS、必要な権限を確認する
向いている用途と選び方
複数ファイルを圧縮し、AES-256暗号化とファイル名暗号化を設定して安全に受け渡す。
公式版を導入する
7-zip.orgでCPUに合うWindows版を選び、導入後に対象を右クリックして7-Zipメニューを確認する。
- 7-zip.orgでCPUに合うWindows版を選び、導入後に対象を右クリックして7-Zipメニューを確認する
受取人が開ける形式を選ぶ
自分の保管用と相手に送る用途を分けます。7z形式でファイル名も隠す必要があるならヘッダー暗号化の設定を確認します。ZIPと7zでは利用可能な設定が異なるため、拡張子だけ変えて同じ保護が得られると考えないでください。まず秘密を含まない小さなファイルで相手の解凍環境を確かめます。
三つのPDFを暗号化する
内容だけでなく名前も相手以外から隠す例です。元書類とは別の出力先を使い、送るファイルだけをまとめます。相手の7z対応を先に確認し、ZIP指定なら同じ保護を得られると決めつけず形式とソフトを照合します。暗号化で元PDFまで保護されるわけではない点も理解します。
- 三つの書類だけを作業フォルダーへコピーし、余分な一時ファイルや以前の書庫を除きます。元の保存場所も控えます。
- 選択してAdd to archiveを開き、Archive formatを7zにします。書庫名と出力先を確認し、既存書庫へ追加する操作になっていないか見ます。
- Encryptionでパスワードを設定し、名前も隠すならEncrypt file namesを選びます。欄がない場合は形式の選択を確認します。
- 閉じて開き直し、パスワード前の名前の見え方を確認します。別の空フォルダーへ解凍して三つのPDFの内容とページを照合します。
- 書庫とパスワードを別経路で送ります。受領と解凍確認まで元書類を保管し、相手へ送った版の名前も記録します。
最初の成果を作る
受け取る側が開ける形式を先に確認します。ZIP形式でAES-256を使う場合も、標準の展開機能だけで開けるとは限らないため、対応ソフトを確認してください。
- 対象を右クリックし[7-Zip]→[圧縮]を開く
- 7zまたはzipと出力先を選ぶ
- 暗号化する場合はパスワードと方式を指定する。ファイル名の暗号化を使う場合は7z形式を選ぶ
- [OK]で圧縮する
- 別フォルダーへ展開して全ファイルを開く
検証用フォルダーへ解凍する
作成した書庫を新しいフォルダーへ解凍し、パスワード要求、ファイル名の見え方、内容を確認します。7-ZipのTestは書庫の整合性確認に使えますが、相手のソフトで開ける証明にはなりません。元ファイルはこの確認と受領確認が終わるまで残します。
パスワードと元データを管理する
パスワードは書庫と別の経路で伝え、送信本文に一緒に書きません。忘れたパスワードを7-Zipが復旧できるという前提で運用せず、管理ツールなどへ保管します。受信者が開けない場合は形式と解凍ソフトを確認してから、新しいコピーを作り直します。
表は横にスクロールできます →
| 表示・結果 | 判断と次の操作 |
|---|---|
| 名前が見える | 形式とヘッダー暗号化を確認します。内容暗号化だけで名前も隠れるとは限らず、新しい書庫で再確認します。 |
| Testが成功 | 整合性確認として扱います。相手のソフトでの解凍と書類内容の確認は別の検証です。 |
| 相手が開けない | 対応形式と解凍ソフトを確認します。パスワードを弱くする前に互換性の問題を特定します。 |
| 解凍先に同名 | 空の新規フォルダーへ変えます。試験のため既存書類を上書きせず、結果を分けて確認します。 |
安全に日常運用する
パスワード紛失時の復旧機能はない。パスワードを同じメールで送らず、受取人の対応形式も確認する。
終了・設定を戻すとき
圧縮は新しい書庫ファイルを作る操作なので、元ファイルは別に残ります。書庫が不要になったときは展開・読み取りができる原本を確認してから書庫だけを整理します。7-Zipを終了しても、作成した7zやZIPが自動で消えることはありません。
注意点・利用条件
- パスワード紛失時の復旧機能はない。パスワードを同じメールで送らず、受取人の対応形式も確認する
- 公式資料で現行仕様を確認し、削除や上書きの対象を画面上で再確認する
よくある質問
ZIPと7zはどう選びますか?
ZIPは多くの環境で開きやすく、7zは受信側にも対応ソフトが必要です。7zではファイル名の暗号化を選べますが、ZIPでも同じ設定が使えるわけではありません。
暗号化パスフレーズを忘れたら?
7-Zipにパスワードをリセットする機能はありません。必要な原本を別途保管し、忘れない管理方法を用意してから暗号化します。
元PDFも保護されますか?
保護されるのは書庫です。元書類や解凍コピーには書庫のパスワードは付きません。共有先やメール添付に元書類が残っていないか確認します。
パスワードを変えるには?
元書類から新書庫を作り、解凍確認後に差し替えます。送った古いコピーは消えないため、新版であることを相手へ伝えて再送します。
出典・確認日
情報確認日:。仕様・操作方法・価格などの確認に使用した出典を掲載しています。適用条件や現在の情報は各リンク先で確認してください。